女性の働き方 in America 第一話

マーケット トゥ ジャパンってどんな会社? どんなことをしているの? どんなことを目指しているの? もっと知りたい!
と思ってくださっている皆様へ。

 

このページで、私たちマーケット トゥ ジャパンが目指していること、国際ビジネスを通して今までに経験してきたこと、感じること、国際ビジネスに関わる皆さんのお役に立つ情報、失敗談、スタッフが日々奮闘していることなど、アメリカから、そして日本からお届けしていきます。楽しみにしていてくださいね。

 

今回は、アメリカで働く女性にフォーカスをしてみたいと思います。

 

日本では今、政府が女性が輝く社会をつくる、女性の活躍推進を掲げていますが、アメリカで仕事をしていると、女性だとか男性だとか、考えたことはほとんどありません。というか、女性を特別視していない、特別扱いしていないのだと思います。

 

話は単身ニューヨークに渡り、ビジネススクールに通い始めた1993年までさかのぼります(早いもので20年以上前のことになります)。

その大学院では、昼間仕事をしている人たちが仕事の後に授業を受けに来ていましたが、仕事をしながらビジネススクールに通うとなると、クラスの生徒のほとんどは男性なんだろう、、、と思っていたことをまず覆されました。

当時クラスの約半分は女性でした。

 

皆さん、職種も立場も年齢も様々で、中小企業の経営者、マンハッタンのウォールストリートで働いていた女性、工場でマネージャー職に就いていた女性、化粧品メーカーで商品開発をされていた女性、保険会社の人事をされていた女性、看護師の女性、などなど。

クラスの中でも積極的に発言している女性も多く、いくつか組んだプロジェクトチームでは、リーダーシップを発揮する女性がチームを引っ張っていくという光景を目の当たりにしました。

 

ビジネスを学んでいるここでは、年齢や性別、過去の経験も実績も関係がない。

 

もう一つ、このビジネススクール在籍中、今まで考えていた働く女性像が根本から覆されたことがあります。仕事の後、勉強しに学校に来ている女性に、お子さんがいらっしゃる女性がとても多かったことです。

アメリカでは、多くの女性が仕事も、子育ても、そしてさらに勉強もしている。それを、凄いことをしているとか、大変と思わない人たちが多い。

普通のことなんだと感じたことを覚えています。

 

そういう女性のご主人やお子さんは実際どう思っているのかな? と、当時日本から来たばかりの私は思ったこともありましたが、家族にとって、お母さんが仕事をしていて、上を目指して勉強もしているということが、特別なことでもなんでもないということを知りました。

 

その後、自らがアメリカで働くことを通じて、日本とアメリカの女性の、働くということに対しての意識の違いというものを実感していきます。

 

その一つが、子育て中の女性の働く意識に関すること。

 

1997年、アメリカで1歳の子供を預けて、よし、働こう!と、近所の保育所を探し始めた時のことです。(シアトル近郊)

もう約20年も前の事ですが、週5日、1日9時間ほど1週間子供を預けると、当時で1か月$1,500(1ドル118円で計算すると日本円で約18万円)? との説明に、直ぐに頭でソロバンをはじきました。

 

一体いくら稼ぐ必要があるのか? この金額を毎年何年払い続けるか?

 

実はこの保育所だけでなく、他の保育所もを見て回りましたが、逆にもっと高い保育所はたくさんあり、この保育所の金額が特別高いわけでもなく、ごくごく普通の保育所の金額でした。

 

2人子供を預ければ、2倍にはならなくとも、それ相当の金額になってしまいます。そこで、毎月それだけの金額が保育所にかかるということは、子供たちを預けて働いているお母さんたちが一体どんな仕事をされているのか?

 

びっくりしたことは、保育所に子供を預けてかかる金額とそれほど変わらないお給料でも、あえて子供を預けて働いているお母さんもいらっしゃるということ。

それは、仕事のスキルを維持するための自分への投資であり、また子供への投資でもあるということ。アメリカで働く女性はそのようにとらえています。

 

下の子供が4歳くらいの2007年頃だったと思いますが、夏に日本に仕事で帰国した際に、1か月ほど日本の実家に娘を預かってもらったことありました。

実家も仕事で忙しいため、娘を日本の保育所に特別に1か月ほど通わせました。

 

毎日栄養をしっかり考えた給食が出て、丁寧に先生と一緒に作った工作、そして先生からの手書きの手紙などを持たされ、かかった費用が3万円ほどだったのです。

これだけのことをしてもらっているのに3万円?

 

この保育所が、今はどのくらい値上げしたかわかりませんが、ほとんど値上げがされていないのではと思います。

 

日本では、待機児童が多くて、働きたくても働けないという女性が多いと聞いています。

でもこんなに保育所の金額が低くては、保育所を作れないのでは?

また、日本は年収によって保育費も何段階も金額が異なるとか?

アメリカの保育所や、保育所に子供を預けている働く女性からも、何か学べるもの、ヒントがあるように思います。

 

もう一つが、自分にリミットを作らないこと

最近日本のニュースでよく話題になっていた103万円の壁?とか配偶者控除?とか。

この金額以下に収めないと逆に損するから働かないとか。

アメリカで結婚し、アメリカで働いている私にとって、これはよく理解ができないこと。

 

パートタイムで働く、フルタイムで働く、フリーランスで働く、自営で働くなど、アメリカで様々な働き方をされている女性を見てきて、この金額に収めないと配偶者控除が受けられないとか、逆に損するとか計算して金額をある範囲内に収めようと、時間を制限して働いている人を今まで知りません。そういう人にたまたま会っていないのかもしれませんが。

 

日本の状況は、私がしばらく日本に住んでいないので、実際のところ詳しくはよくわからないですが、日本で働いていたときの元同僚や友人からも、よく配偶者控除の話を聞きます。

 

アメリカで働く女性は、たとえ高額な保育費を払っても、税金面で損をしても、自分のキャリアの為に働くといったように、意識が日本とは少し違うように思います。

 

日本とアメリカとは国も政治も異なるので、(特にアメリカは州によって法律も異なりますし)簡単に比較はできないですが、アメリカも、昔は男性が働くという前提の社会だったのだと思います。今女性が多くの場で活躍している社会になっているのは、過去に多くの人たちの努力があったからでしょう。

多くの男性達の努力、そして女性達の努力があったのだと思います。

結婚しても、子供がいても、そして年齢を重ねても女性が活躍できる社会に。。。

我が社でも、女性が国際ビジネスで活躍できる場を提供していきます。